ドイツ人の親戚ができましたよ!昨日real kenmaの卒パ(リリースパーティをリリパというように、卒寿のパーティを卒パと呼ぼうじゃないか)に弟の結婚相手とその母が出席なさいました。その母親が、おそらくkenma(こっちは僕)の義理の母親になるわけだが、ドイツ人でしたよ!何がなんだかわからないでやんす。日本語ペラペラでしたよ。酒強かったですよ。フランス料理を食べましたよ。日本語と英語とドイツ語とフランス語ができるそうですよ。日本語の読み書きはできないそうですよ。お年を召されていたので、ジャーマンメタルの話はしませんでしたよ。きっと和田誠知りませんよ。real kenmaが若干緊張しつつ興奮して、スピーチが長めでしたよ。義理の母がドイツ人になりましたよ。
大事なことを書き忘れていました。
先日はreal kenmaが、もう長生きしたからもう少しで終わりだなあなどと不穏な手紙をよこしていたので、クルクルパーの孫筆頭して、山田風太郎「人間臨終図巻」(いろんな偉人やら文人やら音楽家の死に際が何十人分と書いてあるヨ)を渡しておきました。ま、年をとると不安(存在に対する)とかでてくるとは思うので、孫なりのメメントモリ荒療治だったわけdeath。じじだけじゃないよ、色んな人が死んでるんだぜみたいなね。余計な不安は、どうしても出てきちゃうのかもしれないけど、あんまりその不安にとりつかれないでくれよみたいな気遣いdeath。昨日帰ったら、1巻と2巻が付箋だらけで、ぎょっとした。付箋を貼った人と同じ死に方がしたいとかまた過激なことを言うのではと思ったが、「音楽家だけ付箋をはった」と言っていた。real kenmaは群響のオリメン(オリジナルメンバー)の一人であり、なんとかっつー映画にもreal kenmaをモデルにした人がいるらしいが、このことからもわかるとおり、部類の音楽好き、とりわけクラシック好きだ。
誕生日なので、プレゼントを買おうとするが、クラシックを聴いていないので何がよいのかわからない。昔「フォーレのレイクエムは、僕本当に好きだな」などとおっしゃっていたので、それにするかと思いつつ国立ユニオンで、今はロックを猛勉強中の祝祭主に電話し、クラシックの真髄について教えを乞うた。「フォーレのレクイエムってヤツをプレゼントしようと思ってるんだけど……」昔祝祭主が同曲で「ガキの合唱団のヤツがあってとにかくそれがすばらしいんです。クラシックにも第二次性徴期が必要」とかなんとかおっしゃっていたので、そのCDを教えてもらおうとしたのですが、祝祭主が一喝。「バカ!お祖父さんの誕生日に、葬式にかける音楽おくるバカチンがっ!九州ではお前のようなヤツを「うどんの湯で釜」といいます。言うだけ(湯だけ)って意味だこのバカチンが」となぜか金八風。さらに「これだからX世代の子供は怖ろしい。子供だって気持ちいんです。飲んだらこう言っちゃうよ」と言って「ハァハァ」悶えはじめる祝祭主。ヨガリ声が絶頂に達したその瞬間、電話からではなく、頭に直接祝祭主が語りかけました。「BACH」。バック?否、バッハ。それで、なんとかっていうバッハの曲のなんとかっていう演奏家のCDを購入しました。本当祝祭主に感謝感激雨地震(千葉や横浜は震度5強。こえぇ。東京中の電車が止まりまくり)。
チェラー(チェロ弾き)の叔父は、CDも出しているので、叔父のCDじゃないヤツをkenmaにプレゼントしていることがバレると叔父さんはさびしくなるかと思ってこっそりkenmaに渡すが、すかさず開けて「バッハだバッハ」と騒ぎ出す90。叔父にバレる。だが、叔父も「あこれかなりいいよ。こいつかなりいい。俺の次ぐらい」と言ってくれたので本当によかった。以上、祝祭主の大いなる力をお借りした結果、real kenmaが大層喜んだというお話でした。ありがとう、祝祭主。